■■1. ニュージーランドのプライベートバンクをお勧めする理由■■


BLANCがニュージーランドのプライベートバンクをお客様にお勧めしているのはなぜなのでしょうか。

それは、ニュージーランドの経済が安定しており、インフレ率を抑制する枠組みが構築されているからです。
また、投資商品も全般的に低リスクで安全です。以下、その詳細をまとめております。

1) ニュージーランドの安定した経済状況

・現在NZD1ドル=72 円程度
・GDP 成長率は約 2.8%(2018 年時点)
・NZ準備銀行の政策によりインフレ率は 1%~3%に調整(2019年 4 月のデータによるとインフレ率は年1.5%)
・サブプライム問題の不在(NZの銀行は米国のサブプライムマーケットサブプライム債権に投資していないため)
・流動性危機の不在(すべての商業銀行は中央銀行の規制下にあり、その資金のほとんどが国内で流通しているため)
・産業は一次産品の輸出が根幹。農産物の輸出、特に酪農・畜産・林業は現在でも大変高い需要を集め、安定している
・NZの政府債務は GDP のおよそ 22 %
・経済刺激策の一環としてインフラ投資を継続することが可能な水準(政府債務はもともと20 %程度だったが、2009年以降の財政支出により増加)
・2019年5月NZ準備銀行の最新発表によればOCR (政策金利)は1.50%と史上最低

2)政策金利が高い理由

ニュージーランドの政策金利は、以下の6つのステップにより、インフレ率は 1%~3%に調整されています。

 Step 1 銀行法によりインフレが3%を超えないようコントロール
 Step 2 準備銀行はインフレ抑制のために利上げを行う
 Step 3 高金利は海外からのNZD買いを増やす
 Step 4 NZは輸入量の多い国であり、NZD高により輸入コストが低下する
 Step 5 輸入価格の低下により事業者の購買量が増加する
 Step 6 消費拡大によりインフレ率が3%の政策上限を上回る
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 Step 1 へ(以下、同様のサイクルが回ります)


3) 安全で低リスクな投資商品

・ニュージーランドドル預金や債券は一般的に安全で低リスク
・ニュージーランドの銀行では12ヶ月の定期預金を約3.25%で提供しています
・ニュージーランドでは銀行での預金に政府保証はありません
・固定金利商品は海外の投資家にとっても理解しやすく、NZドルは多くのOECD国より高い金利を提供しています

■■2. ニュージーランドはこんな国■■


大自然に抱かれた南半球の国、ニュージーランドとは、はたしてどのような国なのでしょうか。
ニュージーランドのライフスタイルや税金、不動産、日本との関係などニュージーランドの魅力をまとめてみました。

1) ニュージーランドの人口と面積

 面積:27万534平方キロメートル(日本の約4分の3)
 人口:約495万人(2019年3月統計局)

2) ニュージーランドの法律

ニュージーランドの法律は英国法を基礎としています


3) ニュージーランドのライフスタイル

・ニュージーランドの電力は70 %以上が湖か河川を利用した水力発電により賄われています
・ニュージーランドには原発が一切ありません。また、遺伝子組み換えにも反対しています
・ニュージーランドは世界の平和維持活動に積極的に参加していますが、テロリストからのターゲット国には指定されていません。また、テロリズムの支援国にも勿論該当しません
・ニュージーランドは旅行先として最も安全な国の一つです
・ニュージーランドの水道水はペットボトルの水と同等または、それ以上の品質です
・ニュージーランド人はアウトドア、外でのアクティビティを好みます
・週の労働時間は一般的に40 時間でほとんどの人が週末に休みを取ります
・日本と同様、国土は海に囲まれており特に北島の北部にはたくさんのビーチがあります。夏の最高気温は30℃、最低気温は約20℃です
・ニュージーランドには約400 ものゴルフ場があります。これは国民1万人当たり1つの割合です。国民1人当たりのゴルフ場数は世界一です
・国連により2018 年に発表された「世界幸福度ランキング」でニュージーランドは 第8 位に輝きました。(オーストラリア10 位、イギリス19 位、日本54 位)

4) ニュージーランドの税金

・法人税率は28%、個人の最高所得税率33%、GST(日本の消費税に相当)は15%
・ニュージーランドは二重課税協定を日本、シンガポール、中国やその他36 ヶ国と締結しています
・キャピタルゲイン課税、印紙税、相続税がありません

5) ニュージーランドの不動産

・国内不動産価格の中央値は2018年4月と2019年4月を比較すると6.4%上昇しています
・オークランドを除くニュージーランド全体の居住用不動産販売戸数は昨年比 -9.5%下落となりました(4,634戸から 4,192 戸)
・オークランドでは居住用不動産販売戸数は昨年比 -16.3%下落。 4 月の販売不動産
・戸数としては 11 年ぶりの少なさ( 1,921 戸から 1,608 戸)
・当初から売却目的での不動産投資に対してはキャピタルゲイン課税の対象となります
・不動産市場は継続して成長する見込みです。

6) 日本とニュージーランドの経済関係

・日本はニュージーランドにとってオーストラリア、中国、EU、米国に次ぐ第五位の貿易相手国です
・ニュージーランドからの対日輸出品は、アルミニウム、乳製品、果物などが中心です
・日本からは自動車、機械、ブルドーザーやトラックなどを主に輸入しています
・2012 年は 日・ニュージーランド外交関係開設 60 周年でした。
・ニュージーランド国内での日本からの留学生数は第3 位、旅行者数は第4位
・ニュージーランドに居住している日本人は約1万4000人以上で、1996年に比べほぼ倍増

いかがでしょうか。ニュージーランドの国としての魅力、投資先としての魅力を感じ取っていただければ幸いです。